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2026.04.19 データベース

【2026年版】ファイルメーカーでできること・できないこと完全ガイド|料金・Android対応・代替ツール比較

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【2026年版】ファイルメーカーでできること・できないこと完全ガイド|料金・Android対応・代替ツール比較

FileMakerの導入を検討中だが料金の高さが気になる、またはAndroid端末の現場でFileMakerの限界を感じている——そんな方のために、ファイルメーカー(Claris FileMaker)は、ノーコードで業務システムを構築できるデータベースソフトです。専門知識なしでオリジナルのアプリを作れる点が最大の強みですが、Androidネイティブアプリ非対応・月額2,365円〜(2025年3月値上げ後)という制約もあります。この記事では、ファイルメーカーのできること・できないことを2025年最新情報をもとに整理し、料金比較・代替ツールまで解説します。

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ファイルメーカーとは?製品ラインアップと特徴

ファイルメーカーは、米Claris International(旧Apple子会社)が開発するデータベースプラットフォームです。2025年7月に最新版「Claris FileMaker 2025」がリリースされており、40年以上の歴史を持つ現役の製品です(廃止予定なし)。

FileMaker製品ラインアップ:Pro、Go(iOS)、WebDirect、Server、Cloudの各製品の関係図
FileMaker製品ラインアップの概念図(Pro/Go/WebDirect/Server/Cloud)

製品は用途・端末によって以下のラインアップに分かれます。

製品名主な用途対応端末
FileMaker Proアプリ開発・データ管理Windows / Mac
FileMaker Goモバイルでの実行iPhone / iPad(iOS専用。Android非対応
FileMaker WebDirectWebブラウザで実行ブラウザ対応端末全般
FileMaker Serverオンプレミス展開Windows / Linux
FileMaker Cloudクラウド展開ブラウザ対応

2025年7月のプラン名変更にともない、旧「Essentials」は「Starter」、旧「Standard」は「Max」に改称されました。

ファイルメーカーでできることは何か?主な機能5選

1. プログラミング不要でオリジナルアプリを開発できる

ファイルメーカー最大の強みは、ドラッグ&ドロップとスクリプト設定だけで業務アプリを構築できる点です。SQLなどのプログラミング言語の知識がなくても、以下のような業務システムを作れます。

  • 受注管理・在庫管理・顧客台帳
  • 社内申請フロー・スケジュール管理
  • 日報・報告書の電子化

日本語でスクリプトを記述できる点も、IT担当者がいない中小企業に支持される理由のひとつです。

2. Windows・Mac・iOSのマルチ環境で動作する

FileMaker Proはデスクトップ版としてWindowsとMacの両方に対応しています。外出先ではFileMaker Go(iOS専用)を使えば、iPhoneやiPadから同じデータベースを操作できます。

Androidの場合はネイティブアプリが存在しないため、WebDirectを経由してブラウザからのみアクセス可能です(後述)。

3. 大量データの高速検索・並べ替えができる

FileMakerは数万〜数十万件規模のレコードでも、検索条件の絞り込みや並べ替えを短時間で処理できます。

  • 複数条件の組み合わせ検索
  • 任意フィールドでの昇順・降順ソート
  • 検索結果の絞り込み(省略モード)

製造・卸・医療など大量のレコードを日常的に扱う業種に高く評価されています。

4. レイアウトを自由にカスタマイズできる

一覧表示・カード形式・レポート形式など、目的に応じた画面レイアウトを複数作成して切り替えられます。帳票や請求書に近いレイアウトも設計可能で、業務フローに合わせた画面設計の自由度はFileMakerの大きな特長です。

5. オンプレミスとクラウドを選べる

展開形態製品向いている場面
オンプレミスFileMaker Server機密データを社内に置きたい場合
クラウドFileMaker Cloud外出先や複数拠点でのアクセスが多い場合

自社のセキュリティ方針に合わせた展開形態を選択できる柔軟性が、医療・法律・製造など機密性の高い業種での導入につながっています。

【2025年追加のAI新機能】
Claris FileMaker 2025ではAI機能が大幅に強化されました。主な追加機能は以下の4つです。
  • RAG(Retrieval-Augmented Generation)による社内データを参照したAI回答
  • 自然言語でSQLクエリーを生成する機能
  • ローカルLLMの組み込み対応
  • 業務データを使ったファインチューニング
これらを活用することで、FileMaker上に構築した業務システムをAIで補完・自動化できます。

ファイルメーカーでできないことは何か?デメリット5選

1. Androidネイティブアプリが存在しない

FileMaker GoはiOS(iPhone/iPad)専用であり、Androidには公式ネイティブアプリがありません。Android端末からアクセスするにはWebDirectを使い、ブラウザ経由でのみ操作できます。FileMaker GoのようなモバイルUIの快適さはAndroidでは得られないため、Android端末をメインで使う現場での運用には注意が必要です。

2. 月額コストが高い

2025年3月の約5%値上げにより、Claris FileMaker Cloudの料金は以下の水準になっています。

プラン月額/ユーザー主な制限
Cloud Starter(旧Essentials)約2,365円共有App 3個まで
Cloud Max(旧Standard)約4,840円共有App 125個まで

最低5ユーザーからの契約となるため、Starterでも月額最低1万1,825円〜かかります。他のWebデータベースツールと比較すると割高感があり、「費用が高い」はFileMakerへの最も多い批判のひとつです。

3. 大規模・高負荷なシステムには不向き

FileMakerはユーザー数が多くなったり、同時アクセスが集中するとパフォーマンスが低下することがあります。以下のケースでは、他のシステムを検討する必要があります。

  • 数百人が同時接続するような大規模な業務システム
  • リアルタイム処理が必要なトランザクション系システム
  • PostgreSQL・MySQLなどエンタープライズ向けDBが要件として指定されている場合

4. 他システムとの外部連携が限定的

REST APIやODBCなどで外部連携は可能ですが、kintoneやSalesforceと比較するとプラグインや公式コネクターの数は少ないです。

  • SFAやERPとのリアルタイム連携を多用する場合は事前確認が必須
  • Zapier・Make(旧Integromat)対応のネイティブコネクターが存在しない
  • 連携はFileMaker側スクリプトでAPI呼び出しを自作する必要がある

5. 学習リソース・書籍が少ない

ExcelやAccessと比較して、市販の参考書や日本語の学習コンテンツが少ないです。

  • 公式のクラリスコミュニティで質問できるが、回答まで時間がかかることもある
  • 日本語の動画チュートリアルはYouTubeに限られる
  • 社内に経験者がいない状態で独学で始める場合、習得コストを見込んでおく必要がある

6. 社内エンジニア依存になりやすい(属人化リスク)

FileMakerの開発・保守は独自のスクリプト言語の習得が必要で、社内に専任担当者が1人しかいない場合、その担当者が退職・異動するとシステムの改修・サポートが困難になるリスクがあります。「FileMakerがわかる人がいないと何もできない」という状態に陥らないよう、複数人への技術共有や運用ドキュメントの整備が求められます。

▶ FileMakerは時代遅れ?現役エンジニアが評価した記事はこちら

FileMakerの最新料金(2025年版)は?kintone・PigeonCloudと比較

2025年3月の値上げを反映した最新料金で、kintoneおよびPigeonCloudと比較します。

ツール月額/ユーザー最小契約備考
FileMaker Cloud Starter約2,365円5ユーザー〜共有App 3個まで
FileMaker Cloud Max約4,840円5ユーザー〜共有App 125個
kintone(スタンダード)1,800円10ユーザー〜API・プラグイン利用可
PigeonCloud1,100円5ユーザー〜帳票・自動採番標準搭載

FileMaker Cloud Starterはkintoneスタンダードの約1.3倍、PigeonCloudの約2.2倍のコストになります。同等機能で比較したとき、コスト面でFileMakerが優位に立つ局面は限られています

FileMakerより安くできる方法:PigeonCloud(ピジョンクラウド)

月額1,100円/人〜(5ユーザーから、月額5,500円〜)。FileMaker Cloud Starterの約半額以下で、帳票出力・ルックアップ・自動採番をそのまま標準機能として使えます。Android・スマホにも正式対応しています。

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▶ 国内データベースソフト比較まとめ記事はこちら

ファイルメーカーの評判・口コミはどうか?

良い評判・口コミ

ポジティブな声多かった層
プログラミングが苦手でも開発できたIT部門なしの中小企業
日本語でスクリプトが書けて習得しやすいシステム担当者(兼任)
カスタマイズの自由度が高い製造・医療・建設業
データ検索が速くて使いやすいデータ管理担当者
iPhoneからの操作が快適営業・フィールドワーカー

良くない評判・口コミ

ネガティブな声多かった層
ライセンス費用が高い・値上がりが続くコスト管理担当者
Androidで使いにくい(アプリがない)Android端末利用者
大量データ時にレスポンスが遅くなる大規模導入企業
他システムとの連携が乏しいSaaS多用企業
参考書・学習リソースが少ない独学導入者

ファイルメーカーが向いているのはどんな企業か?

FileMakerが向いている人
  • Windows/Mac環境で、iOS端末(iPhone/iPad)を業務利用している
  • Excel管理から脱却して、複数人でリアルタイムにデータ共有したい
  • 社内SE・IT担当者がいて、独自のカスタムアプリを内製したい
  • オンプレミスへの展開や、セキュリティ要件が厳しい業種(医療・法律など)
  • 帳票・レポートの印刷レイアウトに細かいこだわりがある
FileMakerが向いていない人
  • Android端末をメインで使う現場(ネイティブアプリが存在しない)
  • 月額コストをできるだけ抑えたい5〜30人規模の中小企業
  • SFA・ERPなど他システムとの広範な連携が必要
  • IT知識がなく、社内で開発・保守できる人員がいない
  • 100人超の大規模同時接続が想定されるシステム

上記のような課題をお持ちの場合、PigeonCloud(月額1,100円/人〜)が選ばれています。まずは30日間無料でお試しください。

▶ AccessとFileMakerの比較:どちらが自社に向いているか?

ファイルメーカーの将来性|廃止予定はあるか?

「FileMakerはいつサービス終了するのか」という疑問はよく見られますが、現時点で廃止・サービス終了の発表はありません。Claris Internationalは2025年7月に「Claris FileMaker 2025」をリリースし、AI機能の強化(RAG・自然言語クエリー・ローカルLLM)を盛り込みました。2026年以降も製品ロードマップが継続される見通しです。

ただし以下の点は留意する必要があります。

  • プラン名変更(Essentials→Starter、Standard→Max)など、製品体系の変更が続いている
  • 2025年3月に約5%の値上げを実施。今後も改定の可能性がある
  • Claris社はApple製品との親和性を重視しており、Android対応の強化は現時点で発表されていない

ファイルメーカーの代替ツールはあるか?コストを抑えたい場合の選択肢

FileMakerのデメリット(価格・Android非対応)が自社に合わない場合、以下の代替ツールが検討候補になります。

▶ 脱FileMaker・代替ツール比較の詳細記事はこちら

PigeonCloud(ピジョンクラウド)——FileMakerの半額以下で同等機能

PigeonCloudは、株式会社ロフタルが提供するノーコードWebデータベースです。FileMakerと同様に業務アプリを専門知識なしで構築できます。FileMakerとの主な違いは以下の通りです。

比較項目FileMaker Cloud StarterPigeonCloud
月額料金約2,365円/人1,100円/人
最小契約5ユーザー〜5ユーザー〜
Android対応WebDirectのみ(ネイティブアプリなし)スマホ・タブレット対応
帳票出力設計次第で可能標準搭載(追加費用なし)
自動採番設計次第で可能標準搭載
ルックアップ設計次第で可能標準搭載
初期DB構築自社対応無料
電話サポートプランにより有償無料
AI機能RAG・自然言語クエリー(2025〜)業務システムの自動構築(AI機能は今後順次拡張予定)

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まとめ:ファイルメーカーは自社に合うか?

ファイルメーカー(Claris FileMaker)のまとめ
  • ノーコードで業務アプリを内製できる点が最大の強み
  • Android非対応(FileMaker GoはiOS専用。AndroidはWebDirectブラウザのみ)
  • 2025年3月値上げ後の料金:Starter 約2,365円/人〜、Max 約4,840円/人〜
  • AI新機能(RAG・自然言語クエリー)は2025年版から搭載
  • 廃止予定なし。2026年以降も現役
  • コスト重視・Android利用・外部連携重視の場合は代替ツールを検討する価値あり

FileMakerは長い歴史と豊富なカスタマイズ性を持つ信頼性の高いツールです。一方で、価格・Android非対応・外部連携の限界という課題も明確です。自社の利用人数・端末環境・予算と照らし合わせて、最適なツールを選んでください。

FileMakerが高すぎると感じたら、まずPigeonCloudを試してみてください

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FAQ(よくある質問)

Q. ファイルメーカーはAndroidで使えますか?

A. FileMaker GoというネイティブアプリはiOS(iPhone/iPad)専用であり、Androidには対応していません。Android端末からアクセスするには、FileMaker WebDirectを使いブラウザ経由でのみ利用できます。快適なモバイル操作を求めるAndroidユーザーには制約が大きいです。

Q. ファイルメーカーはサービス終了しますか?廃止予定はありますか?

A. 現時点でClaris FileMakerの廃止・サービス終了の発表はありません。2025年7月に最新版「Claris FileMaker 2025」がリリースされており、AI機能の強化も続いています。ただし料金改定やプラン変更は継続しており、今後の動向は注視する必要があります。

Q. ファイルメーカーの最新料金はいくらですか?

A. 2025年3月の値上げ後、Claris FileMaker Cloudの料金はStarterプラン 約2,365円/ユーザー/月、Maxプラン 約4,840円/ユーザー/月です。最小契約は5ユーザーからとなるため、Starterで最低月額約1万1,825円〜かかります。

Q. ファイルメーカーとkintoneはどちらがいいですか?

A. 目的によって異なります。内製アプリの自由度・帳票レイアウトの細かさを重視するならFileMaker、他システムとの連携・プラグインの豊富さを重視するならkintone(スタンダード1,800円/人)が向いています。コスト重視であればPigeonCloud(1,100円/人〜)も選択肢です。

Q. ファイルメーカーはプログラミングの知識がなくても使えますか?

A. 基本的な操作・データ管理はプログラミング不要で行えます。ただし複雑なスクリプト・条件分岐を組む場合は、FileMaker独自のスクリプト言語の習得が必要です。完全なノーコードを求める場合は、PigeonCloudのようなツールの方が学習コストを抑えられる場合があります。

Q. ファイルメーカーはExcel・Accessとどう違いますか?

A. ExcelはスプレッドシートでFileMakerはデータベースソフトです。複数人でのリアルタイム共有・帳票出力・履歴管理の面でFileMakerが優れています。AccessはWindows専用ですがFileMakerはMacでも動作します。詳しくはAccessとFileMakerの比較記事をご覧ください。

Q. ファイルメーカーの代替ツールにはどんなものがありますか?

A. コスト重視ならPigeonCloud(1,100円/人〜)、外部連携重視ならkintone(スタンダード1,800円/人)、Excelからの移行ならGoogleスプレッドシート+AppSheetなどが候補です。詳しくはFileMaker代替ツール比較記事をご覧ください。

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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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